第8回 サイエンスカフェ
By terada, 2015年3月17日
【今回のテーマ】
「遺伝子とタンパク質と私たち 〜納豆の「遺伝子組み換えでない」表示って?〜」
この文章を書いている日の前日、次のようなニュースが!
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【遺伝子組み換えでイネの耐病性強める技術開発】
農業生物資源研究所は、このほど、遺伝子組み換えによって、イネの複数の病気に対して強くする技術を開発した。コストの高い農薬を使えない開発途上国などの米の安定生産に応用できる。
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そして、昨年末には、
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【遺伝子組み換え、痕跡残らない技術】
農業生物資源研究所は、イネなどの植物に外部から有用な遺伝子を導入する新しい技術を開発したと発表した。遺伝子を組み換えた痕跡が全く残らないのが特徴。新たな品種改良の技術として、小麦や大麦、トマトなどへの幅広い応用が期待できる。
ただ、痕跡が残らないと遺伝子を組み換えた作物かどうか見分けることができなくなるため、実用化には新たな法整備が必要になりそうだ。
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以上のように、「遺伝子組み換え」は技術的には現在進行形で研究開発が進んでいるのに対し、社会的には理解が追いついていないようなイメージがあります。
この遺伝子組み換え技術はそもそも、食糧難に陥っている諸外国ために、食料の生産性を高める方法として研究開発が進んできました。しかし、害虫が死んでしまうような食物を人が食べても大丈夫なのか?という疑問から、または生態系に対する悪影響への懸念から、ネガティブな印象を持っている人が多いことも事実でしょう。
そこで今回のサイエンスカフェでは、遺伝子組み換え作物について、数多くの講演経験を持つ日本モンサント株式会社の内田さんをお迎えして、遺伝子組み換え技術ついて理解することで、自分の考えをつくる「キッカケ」にしませんか?
【ゲストスピーカー】
内田 健 氏
日本モンサント株式会社
http://www.monsanto.co.jp/
【参加者】
社会人、大学生(申込先着順 最大15名)
【参加費】
1,500円
【サイエンスカフェとは?】
サイエンスカフェとは、科学の専門家と一般の方々が、お茶でも飲みながら気軽に語り合える場です。ソラオトでは、テーマに合った専門家をゲストスピーカーとしてお招きし、皆さんと知識を共有しながら、語り合えたらと思っています。
【申込・お問合せはソラオトまで】
電話: 03-6453-4545、メール: info@soraoto.net