ソラオトの英会話レッスンでは、超初心者の方ももちろんお受けしています。会話練習に先立ち、基礎となる文法をやりたいという方もいらっしゃり、中学のときに学んだ文法を再確認することも可能です。
とある方のレッスンでは、過去数ヶ月かけて基本的な英語の文法を総復習してきました。次のステージということで、現在はリーディングに取り組んでいます!
そんな中で引っかかった文章があったので、紹介したいと思います!
A. What kind of wool is this?
B. What is this wool?
この2つの文の違いはわかりますか?
中級以上の方ならすぐに直訳して、スラスラっと意味を言えるかもしれません。
A:これはどういう種類の毛糸ですか?
B:この毛糸はなんですか?
教科書どおり直訳するとこんな感じです。
Aの方の基本的な文の構造は、
What is this?
です。何が言いたいかというとthisが主語で「これは〜」と、「これ」に日本語の助詞「は」を付けて訳すわけです。
一方、Bの方では、thisがwoolと引っ付いているので、thisは「この〜」という風に所有格になるわけです。
今回リーディングで読んでいたお話の中では、Aのほうが使われていました。
状況としては、外国人がアジアのどこかの国で、年配の女性に珍しい毛糸について尋ねるというシチュエーションでした。その状況で、もしBのフレーズを言ったなら、下手をすると喧嘩腰で尋ねているようにも取られます。
B: What is this wool?
この毛糸はなんなんだ?(すごく質が悪いよ!ひどすぎる!)という風にも取れます。
逆に、この毛糸はなんなんだ?(すごく質がいいよ!こんなの見たこと無い!)という風にも取れます。
これは言い方(イントネーションだったり、表情だったり)で意味が大きく変わる文章です。
Aでそうならないとは限りませんが、Bよりはずっとなりにくいと思います!
教科書どおり訳していると、そういうところまでなかなか気が付かないかもしれませんが、とてもシンプルな文章でも、今回のようなニュアンスの伝わり方というのは存在します。
日々のレッスンでこういったこともよりたくさん伝えていけたら!と改めて思ったのでした。
田園都市線三軒茶屋の英会話教室Soraoto。英会話教室はあらかじめ用意した講座だけでなく、個人の希望に合わせた進め方も可能です。またサイエンスカフェなどのイベントや、英語サポート、各種セミナー等を開催しています。