where とwhich

By okuno, 2016年6月10日


これは今日の英会話のレッスンで実際に遭遇した、本当の話です!

次の日本語を英語にしなさい。と言われたら、どういう文章になると思いますか?

彼の学校はどこですか?

そしてそのとき発せられた英文が、

Where is his school?

です。合ってる?おかしい?

 

レッスンで生徒さんが意図していたこと、それは

彼はどこの学校に行っているの?

まだ分かりづらいかもしれません。もう一歩踏み込むと、

彼はなんという学校に行っているの?

これでようやく意図が分かったのではないかと思います。つまり学校の名前を聞いているわけです。

 

最初の日本語、

彼の学校はどこですか?(Where is his school?)

に素直に応えると、その答えは、

渋谷です。(It’s in Shibuya.)

つまり、彼の学校は渋谷にあります。という答えになります。意味が伝わってますか?

Where is his school?は、直訳すると、

彼の学校はどこにありますか?という意味になります。これは意図していたこととは全く違いますね。

そもそも意図していたことは、

彼の学校はなんという名前ですか?

という意味です。

これを英語にするには、上で示したように、whereを使うと誤解を受ける可能性があります。

実際には、

Which school does he go?

または、

Which school is he going?

のように、Which schoolを使うと「どの学校」という意味になり、答えは、

It’s Shibuya international school. (渋谷国際学校です。)

のように、具体的な名前となります。

今回の例では、そもそも

どこの学校=どの学校

という意味で、場所(where)を聞いているわけではなかったわけです。でも「Where=どこ」という風にあまりに頑なに考えてしまうと、誤解を受けてしまうこともあると思いますので、気をつけましょう!!

logo2

世田谷区三軒茶屋の大人の学び場Soraoto。英会話教室だけでなく、サイエンスカフェなどのイベント、各種セミナー・講演などを行う大人の学び場です。受付はお問い合わせフォームから、気軽にお申し込みください。