英会話のレッスンを日々行っていますが、ただひたすら話すだけでなく、必要に応じた文法の強化も行っています。その一環として、話したいことをレッスン前に文章にまとめてきてもらったりしています。
そのときに文章をつくる手順として、以下をいつもお伝えしています。
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A. 文章を5つのセンテンスで構成する
B. 5つの構成は、
1. 話したいことの主張(例えば、コーヒーが好きだ)
2. 主張の理由その1(例えば、コーヒーを飲むことで目が覚めたり、リラックスできる)
3. 主張の理由その2(例えば、コーヒーの豆にはたくさんの種類があって選ぶ楽しみがある)
4. 主張の理由その3(例えば、コーヒーを飲みながらの雑談が楽しい)
5. 1.の主張を言い換えて、再度強調しまとめる(例えば、だからコーヒー飲む時間を大切にしている)
C. 理由の3つはそれぞれがあまりかぶらないようにする
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この文章をつくる手順は、実は英語の文章だけに限らず、日本語でも同じことが言えると考えています。英語は比較的、論理的な文章です。Do you 〜〜?で尋ねるような疑問文は、Yes, Noで答えることが前提のモノの聞き方ですし、主語をきちんと言わなければ、文章が成り立たない構造だからです。つまり曖昧な表現はできる限り避ける傾向が、英語にはそもそもあるのです。
ただ、毎回5つの文章を準備するのは大変で、独立した理由を3つ考えるのもなかなか大変だというご意見もよく聞きます。なので、もう少し簡単にできる方法はないかなぁと日頃から思っていました。
そんなとき、この本が先月発売されたのを聞きました。アルクさんから出版された、「Q&A Diary」です。
早速本屋さんで見かけて、一目惚れして買ってしまいました。
この本は、基本、日記の体裁なのですが、毎日ひとつの質問がページの一番上に乗っていて、これに対して3つのセンテンスで答えることで、文章表現の練習をしましょうというものです。
これは、上で示した5つのセンテンスを3つに縮小したバージョンと言っても良いものだと思いました。そして、3つに縮小するなら、自分ならこうするだろうと思います。それは、
1. 毎日の質問に対する明確な答え
2. その理由をひとつだけ
3. まとめとしての「今後こうしよう!」というような将来への展望や考え
と言ったところでしょうか。
生徒さん何人かに、この本を紹介しました。すると皆さんとても興味を持って、ある方はレッスンの後すぐに買いに行ってきます!と言っていました。決して私はアルクさんの回し者でもないし、一銭ももらえないのですが、良いものは良いということで、紹介させてもらいました。なによりも、日記ですので自由度が高い。そして楽しみながら日々続ける量としても、ちょうどいいのではないでしょうか。
また今日の単語コーナーもあり、単語量が足りないなぁと日々感じている方にもオススメです。
ということで、生徒さんの中には、これを毎日書いて、その文章を私に添削してもらいたい!という方もいらっしゃいました。
言うまでもなく、英語は日々のコツコツ努力が大切です。3日でうまくなる!わけがないです(笑)
こんな英語勉強法をちょっとやってみたいという方は、ぜひご連絡をお待ちしております!!
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